畳メーカーが教える畳の知恵袋

知っているようで知らない?畳のお話

古くから日本の暮らしを支えてきた畳を、もっと身近に、もっと上手に使っていただきたい……そんな気持ちを込めて、畳のお役立ち知識をご紹介します。

  • 畳の基礎知識 知っていますか?
  • 畳の雑学
  • 畳のお手入れ方法・ 注意事項

畳の基礎知識

古くからある伝統的な内装材「畳」は、時代の移り変わりとともに多様性を増しています。現代日本の暮らしに合ったサイズ・素材が登場し、より選びやすく、より使いやすい畳のスタイルが増えています。

いろいろなサイズ
  本間間(ほんけんま) 五八間(ごはちま)
他の呼び名 京間(きょうま)、関西間(かんさいま)とも呼ばれます。 江戸間(えどま)、田舎間(いなかま)、関東間(かんとうま)とも呼ばれます。
サイズ 幅95.5×長さ191cm
長さが6.3尺あるところから六三間と呼ばれます。
幅88.0×長さ176cm
長さが5.8尺あるところから五八間と呼ばれます。
地域 関西の京都、大阪、紀州から中国、四国、九州で多く使用されています。 関東、東北、北海道など東日本で標準的なサイズで、現在では全国的に使用されています。
  三六間(さぶろくま) 団地間(だんちま)
他の呼び名 中京間(ちゅうきょうま)とも呼ばれます。 歴史が新しいサイズなので、他の呼び名は特にありません。
サイズ 幅91.0×長さ182cm
(「幅3尺、長さ6尺」が語源です)
幅85.0×長さ170cm
地域 愛知、岐阜、三重の中京地方を主とし、福島、山形、岩手の東北および北陸地方の一部と沖縄、奄美大島で使用されています。 近年新築された家屋に多く、公団住宅、アパート、マンションなど、共同住宅や高層住宅のほとんどで使用されています。
  • 当社製品は基本的に本間、五八サイズとなります。
いろいろな素材
国産表 生産地によって色調・光沢・地合いが異なり、さまざまな表情を楽しめるのが国産表の特徴です。価格は中国産より高くなりますが、中国産よりも自然な色合いで繊維にねばりがあり、耐久性に優れています。普及品から特選品まで豊富にそろっており、選ぶ楽しさもあります。
中国産表 なんといっても価格が安く、近年は急速に使われるようになりました。品質は中~下が中心で、集合住宅や賃貸住宅などに多く使われています。
化学表 天然のい草ではなく、新素材を使って畳表風に仕上げたものです。原料はメーカーによってさまざまですが、和紙やポリプロピレンを原料としているものもあります。 価格でいえば、なかには天然のい草より割高なものもあり、その分耐久性もあります。変色やダニ・カビの発生もほとんどありません。ただ、天然のい草に比べて自然の風合いには欠け、畳特有の香りもありません。

知っていますか?畳の雑学

畳はたためるものだった

畳の語源は「たたむ」。折り重ねてたためる敷物全般を指した言葉が、「畳」という言葉の起こりであるといわれています。現代でこそ和室に敷き詰められている畳ですが、かつては何枚も重ねられ、その上に座ったり寝ころんだりしていました。普段は重ねて保管し、祭事のときなどに使用されていたのです。

畳の縁を踏んではいけない?

理由1 高級品であるため

平安時代、畳は大変な高級品で高貴な方々が愛用していました。縁も手が込んでいて、絹や麻などの布地を藍染めなどの植物染めにしたもので、身分を表す紋様や彩りが定められていました。

植物染めは色飛びしやすく、踏んでしまうとせっかくの色が落ちてしまいます。また、麻の耐久性も低かったのですぐにすり切れてしまいます。大変高価な品が傷んでしまわないように、できるだけ踏まないようにと考えられていました。

理由2 縁に込められた意味を重んじるため

畳の縁には、格式を重んじてお寺の宗派、皇室、武家、商家などの流れを汲んだ家紋を入れた「紋縁」というものがあります。この家紋を踏むことはご先祖や親の顔を踏んでしまうことにあたり、畳の縁を踏まないことが武家のたしなみであり、商家の心得であると考えられていました。

また同じように、動植物などの生き物の柄が入った縁も多いことから、生き物や草花を踏みつけることを避けて「心優しく静かに歩くべし」という躾もありました。これらの思いやりの心が、現代の「畳の縁は踏まない」というマナーとして残っているのです。

畳のお手入れ方法・注意事項

使用前に畳表にから拭きを

新品の畳表は、い草を保護する目的で泥染め加工がなされています。そのまま使用すると色ムラに見えたり衣服に付着したりしてしまいますので、必ず畳表をから拭きして泥を落としてください。

湿気・乾燥を避ける

畳表には調湿機能がありますが、湿気の多い場所、乾燥がひどい場所での使用は避けてお使いください。また、畳の上にカーペットなどを敷くと畳の呼吸を妨げてカビ・ダニの発生の原因となってしまいますので避けてください。

色落ち・色移りに注意

色染めしたい草は、摩擦や水濡れによって色落ち・色移りすることがあるのでご注意ください。

こまめに掃除を

掃除機は畳表の目に沿って静かにゆっくりとかけ、畳のすき間や下も掃除しましょう。汚れがついたらから拭きし、畳表の目に入った汚れはブラシなどでこすり出すようにして落としてください。

保管はまず湿気を避けて

収納するときは、陰干しをしてしっかり乾燥させ、汚れを落としてからしまいましょう。湿気の少ない暗所に保管し、除湿剤などを置いておくことをおすすめします。

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